プログラマのためのDocker教科書を読んだ

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僕は一応プログラマー的な仕事をしていて、開発環境の構築はもっぱらmacでDockerを使って行っている。

自分でなにか作って見るかと思うときも基本的にはDockerfileやdocker-compose.ymlを書くことから始まる。使い捨て環境を構築するのはかなり得意なんじゃないかと錯覚するほどだ。

 

あ、これとかLaravel 使っている人で知っている人は多いんじゃないかと思いますね。僕はこれのdocker-compose.ymlの表記を変えて使ってると作者本人に言ったらその部分を採用されてissueたてて割り当ててもらっていたのでcontributorに僕がいたりする。

github.com

 

一方で本番環境では普通にEC2の上に適当に環境を作るという結構片手落ちなことをやっていたりするのは秘密だ。

この本を買ったのは翔泳社のセールでポイント還元半額だったというのもあるが、使い捨て環境を単に作るだけではなくて、ちゃんとした使い方とかも知っておくかと思ったからだ。

 

この本の著者はもともと銀行などのシステムのインフラエンジニアをやっていたそうで、出産後に独学でクラウドリナックスを勉強したらしい。すごい方だ。

 

本のレベルとしては、Dockerやdocker-composeについてだけではなく、Linuxとかクラウドとかインフラ運用的なところを初歩から広く解説してくれていてわかりやすかった。

最後の方のKubernatesに関する章は使用したことがなくてもGCP上での実践例を紹介してくれていてとても良かった。

 

この本では基本的にクラウドサービスを利用してみましょう的パートはGCPを使っているのでAWSを使うことの多い僕的にはちょっと見慣れないなーという感じではあったが、スクショを多用してくれているので実践してみてもそこまでつっかかりはしなそう。

 

前半はこの業界で初めてLinuxとかDockerを触る人に勧めたい内容だし、後半は勉強になったので買ってよかったと思う。

なんか偉そうになってしまった...

 

いつかKubernetesを業務で使ってみたいと思うが、果たしてこれが必要なサービスってどれくらいの規模なのか...とも思う。

 

今後、いわゆるクラウドインフラエンジニア的な人が増えていって、一方でこの著者のようなオンプレサーバーの管理とかデータセンターで働いたりとか本当のインフラエンジニアって減っていくのだろうか....と思う。その場合、AWSGCPのデータセンターを管理するエンジニアの人手不足にはならないのだろうか...?

 

個人的にはプログラミングというより、Linuxとかをいじるのが好きでやっているところもあるので、今後もクラウドインフラとかLinuxの本を読んだら感想などを書いていきたい。